論文
【コンテンツ一覧】
● 論文とは?
● 論文の種類
● 論文の体裁について
● 論文の書き方について
● 査読制度
● 論文作成法
学問の研究成果などをテーマにして、論理的な手法をもちいて執筆した文章のことを「論文」といいます。論文には大きく分けて」、自分以外の人が研究した成果を報告する 「 紹介論文 」 と自分自身の研究した成果を発表する 「 研究論文 」 の2種類があります。また、特定の研究成果についてではなく、あるテーマについて論じる論文形式のひとつに「小論文」があります。
- 学位請求論文 ( 学位取得のための論文 )
学位の取得を修了する要件として、大学、学位課程で執筆する論文などが、この学位請求論文の代表的な例です。学位論文を提出したあとに、「発表会」・「公聴会」といったものが開かれます。その場で、自分の論文を口頭で発表し、合否判定をえることになります。研究内容や研究価値を重視するというよりは、研究論文の書式に従って、自分の研究成果をまとめる訓練ができているのかを重視されることが多いようです。
- 卒業論文(卒論)
学部を卒業して、学士を取得するための論文です。
- 修士論文(修論、マスター論文、マス論等)
大学院で収支を取得するための論文です。専門職大学院でも、一部修士論文を課すところがあります(ただし、この場合、取得する学位は、あくまでも専門職学位です。)
-
博士論文(博論、ドクター論文、ドク論、D論等)
大学院で博士号を取得するための論文です。
- 学術論文
学術論文には、下記3種類が存在します。
- 原著論文
著者オリジナルの研究内容を執筆した論文のこと。
-
解説論文
他の学者が執筆した原著論文内容を要約した論文。もしくは、分かりやすく解説した論文のこと。
-
紀要
おもに研究機関内部向けに、研究活動の成果記録を目的として定期的に発行される論文集のこと。
-
その他
学会での発表予稿(アブストラクト)も論文というカテゴリーに含む場合があります。
- 小論文
入学試験や入社試験などで、受験者の合格判定に用いるため、あるテーマについて論理的文章を執筆させることがあります。この文章を小論文といいます。ただし、一般の学術論文とはちがい、章校正などは存在せず、どちらかというと作文に近い形式だということができるでしょう。
論文では、下記のような章構成をとることが、よくあります。
1. 題名
2. アブストラクト、サマリー ( 本文内容を要約した文章 )
3. 序文 ( 研究の動機、問題設定、先行研究との関連など )
4. 研究の方法 ( 調査方法、実験、材料など )
5. 結果
6. 考察
7. 結論
8. 謝辞や参考文献
これには、参考になる多数の文献が存在しています。概要としては、次のようなものになっています。
・ 文章の論理的構造を明確にする。
・ 複数の意味に解釈できる表現(語句)は使用しません。
・ 客観的に判定が可能な事柄について、根拠を明確に示して執筆します。
・ 不必要な接続詞、修辞表現は避けるようにします。
・ 実験など、結果についての記述と、考察についての記述は明確に区別します。
・ 引用は、決められたスタイル通りに、正しく表記します。
学術雑誌に掲載される多くの論文は、内容判断に「査読制度」を利用します。研究者の業績は、査読があった論文と、そうでない論文とを区別して評価されます。
査読制度は、名前を伏せた査読者(レフェリー)が著者の論文内容を審査し、掲載(アクセプト)するのか、修正をおこなったあとに掲載するのか、掲載拒否(リジェクト)するのか判定をおこなうものです。何度か修正を経て、学術雑誌に掲載される場合には、初版投稿から掲載まで数ヶ月~数年を要することも多々見受けられます。
この査読制度は、投稿されてきた論文の中から、ある一定水準のものを抽出するには、とても有効な手段です。しかし、論文の優劣における絶対的基準は存在しないため、査読によって一定水準の論文が選定されたあとは、査読者と論文の相性で採用されるか否かが決定されてしまう場合もあります。したがって、ある論文が、とある雑誌に掲載を拒否されたとしても、別の学術論文には掲載されるということが少なくありません。こういったことが原因で、稀にではありますが、同じ論文を同時に複数の雑誌に投稿してしまう方がいらっしゃいます。しかし、これは当然モラル違反ということで、判明した場合には、それ相応のペナルティを課せられてしまいます。もちろん、一度掲載を拒否された論文を改訂し、別の学術雑誌に寄稿することはモラル違反ではありません。
今までの学問に全く存在しなかった画期的な発見などは、査読者がその論文の価値を理解することができずに雑誌への掲載が拒否され、後になってその価値が判明する場合もあります。
- 論文執筆の基本
論文執筆には、独創的な論理展開よりも、筆者自身の主張と明らかにした課題提示が必用不可欠です。そのためにも、筆者本人が、研究分析、実験、実地調査、アンケート調査などから、主張の正当性を検証し、客観的視点、反対意見への洞察をすることも大切です。ただし、もちろん分野、執筆者によって、その方法は様々で、論文作成における、絶対的なルールがあるわけではいため、筆者はその分野の慣習を重視した執筆を心がけましょう。
- 執筆段階
論文執筆方法は、色々あります。
模範的な手法があるとすれば、下記のような流になるのではないでしょうか。
テーマの選択→論文提出までのスケジュール→文献資料収集→先行研究→独自主張検討→論文の骨組み、素案づくり→執筆、全体の見直し、調整
- 脚注
論文は、教科書や解説書ではないため、論文を読む人が著者の分析、主張のみで理解できるとは限りません。そういった意味でも、本文中に言及しなかった背景などを脚注として記すことがとても重要な役割をはたします。また、筆者は、資料や他社の論理などを引用した場合には、その出典を明らかにするうえでも、脚注で自分自身の主張と他社の主張の区別をおこなう必要があります。脚注の記載方法は、分野、執筆者によって様々ですが、ページ最後につける場合や論文最後に語中としてつけるのが一般的です。
文献などの引用をする場合には、著者名、著名、頁(ページ)、出版社、年度、が明らかに記載されている必要があります。順序は国、分野によって様々です。なお、同じ文献を複数回引用した場合には、著者名を記載して、前掲書と記したうえでページ数を明記しておきましょう。
- 参照文献
論文執筆で、参照した文献は、論文の最後に一覧として明記される必用があります。引用の場合には、脚注の欄にページ数まで記載しますが、参照文献の場合は、必ずしも必要ではありません。脚注に引用、参照した文献を明記して、参照文献の一覧を設けないという場合もありますが、読者への配慮という観点から考えると、参照文献リストがついていた方が親切です。
- 執筆手段
過去には原稿用紙に自筆(手書き)で執筆されていましたが、現在ではパソコンの文書作成ソフトを使用するのが一般的です。Microsoft Word または一太郎シリーズが主流だと思われます。論文作成ソフトLaTeX(フリーソフト)も高い地位をしめているようです。
本ページは、 Wikipedia の 「 論文 」 の文章を参考にして、弊社の論文翻訳・校正サイトに合うように変更いたしました。
英語論文翻訳 ( 英日、日英 )、英語論文校正 ( 英文校正 )、各種言語の論文翻訳、校正、ネイティブチェックサービスについてのお問い合わせは、日本国内代表者連絡先 honyaku@excom-system.com までご連絡ください。
The Writing Center
The Writing Center at the University of Wisconsin Madison is designed for native English speakers and provides substantial resources that should be of interest to Japanese academics doing writing in English. These are the basic building blocks for academic work that we learn in college in America. Amazingly, these building blocks remain the same from the first year of college through graduation, graduate work, and post-doc work. While the demands increase for more and better writing as the years go by and scholars are expected to start to create original works, the basic elements remain the same. Read through these page and you will know the basics of academic English writing. After that, the only major components remaining are the length, topic, and originality. While you probably know much of this already, you will probably pick up new and useful information. Even if you don't, you still would have had some reading practice.
このページの先頭へ
エクスコムシステム ランゲージ サービス(ELS) Copyright 2014無断転載禁止。
|